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外国語を話すと「老化」がゆっくりになる _ 大規模な研究結果が示す外国語学習のメリット

こんにちは。

先日興味深い記事を読みました。

アイルランドの研究者による最新の研究によると、二言語以上話す人は、母国語のみ話す人と比べて、老化スピードがゆっくりになるというのです(※参照元は最下部にまとめて記載)。

これはかなり大規模な研究で、欧州27カ国の8万6千人あまりの健康データを分析したもの。その結果、多言語の使用者の老化スピードは単一言語の使用者より平均で2.17倍遅かったそうです。

これは、英語をはじめとした外国語を学習する人にとって、モチベーションの1つになるのではないでしょうか。

研究によると、

『一日に複数回言語を切り替えることは脳の注意力、記憶力、実行統制機能を同時に刺激する。このような反復的刺激は脳の回復力を高め、結果的に老化を遅らせる』

ということ。また、

『言語は脳を最も広く、最も頻繁に働かせる道具であり、多言語を駆使することは認知の健康だけでなく、身体的な健康にも影響を与える』

ということ。脳だけでなく、身体的にも好影響があるというのは嬉しいですね。

さらに、

『多言語使用の恩恵はどの年代でも一貫して観察され、とりわけ高齢層(78〜90歳)では、その効果がより強力に働いていた。つまり、言語の学習は「若いうちに始めなければ意味がない」というものではなく、人生のどの段階からでも脳に良い影響を与える可能性がある』

とのこと。まさに、”Never too late to start something new” !

私個人の解釈ですが、普段使っていない脳の回路を反復的に刺激することがキモで、ネイティブのような完璧さを目指す必要はないと思っています。

大切なのは、自分で口を動かしたりボディラングエッジを駆使したりして、自らの言葉で「話そう」「意志疎通しよう」とすることではないでしょうか。

AIを搭載した翻訳機の進歩はすさまじいものですが、私たちが自らの口で外国語を話すことにもすさまじいメリットがある、という研究結果の紹介でした。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

参照元リンク:
・nature aging: A multilingual guide to slowing aging
・News Picks:【新研究】外国語学習で老化防止?―― 8万人を対象にした知見
・Yahoo news:脳の健康には「外国語の学習」…複数言語使用者は体の老化もゆっくり

記事執筆者:上田卓史
メイドインNIIGATAの国際人を育てる|ことばの両利き舎

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