こんにちは。
先日、NHKのクローズアップ現代(1月7日放送回)で「最近、手書きしてますか? 最新研究が明かす“頭を動かす力”」という番組をやっていました。その番組では、手書きをすることの効能や、学校現場で手書きに回帰していることなどを紹介していました。
私はこのブログをキーボードで入力して書いていますし、人との連絡はスマホでやり取りしているので、電子機器で文字入力することが多いです。
ただ、普段思いついたことをノートに書きこんだり、メモを取ったり、レッスン中に板書したりと、手書きをする機会もたくさんあります。というか手書きの方が好きです。私はアナログ志向(古い人間と言うべきか)なので、機械よりも紙とか鉛筆、ペンの方が落ち着きます。
自分の心の中にあるモヤっとしたものや、散らかってしまった頭の中身を、鉛筆やボールペンでノートに書きつけることでだんだん整理整頓されていく感じがします。
人類が文字を使い始めてから5,000~6,000年ほどの歴史があるそうですが、デジタル機器の歴史は20~30年ほど。短時間で急激な方向転換をしてしまうと事故になるというか、負の側面が出てくるのではないか?と思ってしまいます。特に、デジタルネイティブと言われている若い人や成長途中の子供は、手書きの経験が私のような昭和世代と比べてかなり少なくなっているはずです。
番組内で、
「手書きは脳にさまざまな刺激を与える。書く時の手の動き、触った感覚、視覚、聴覚、時間間隔など。その複数の感覚刺激を脳が統合しようとすることで、脳の活性化につながり、記憶力や思考力の向上にもなる」
と言っていました。
逆を言えば、手書きの機会が減っている現代、わたしたちの脳は不活性化しやすく、記憶力・思考力も低下しやすいということになります。
そういったマイナスの側面があるので、私自身も含めて、手書きをする機会を少しでも増やしていくと良いのかなと。デジタル機器は引き続き活用しつつ、手書きの習慣を増やしていくことが理想だと思います。
特にデジタルネイティブ世代の人には、ぜひ実際に手を動かして書くという体験を今のうちからたくさんして欲しいと思います。
番組の最後で、出演者が
「手書きとは人間らしさであり、人間らしい思考の源になり得る」
「手書きとはわたしの声である」
と言っていました。手書きをすることが「人間らしさ」「私らしさ」の発見・発現につながる。そんな思わぬ効能もあるかもしれないですね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。
上田卓史
メイドインNIIGATAの国際人を育てる|ことばの両利き舎

