こんにちは。
「英語を話せるようになりたい♪」
「バイリンガルになりたい!」
という小中高生とその保護者の方を全力で応援するブログです。
以前に新潟市にある英会話教室で講師をしていたころ担当していた、社会人対象の英文法クラスで、生徒さんのおひとり(A.Iさん)が興味深いことをおっしゃっていました。
今回の記事は、その A.I さんの言葉から考えさせられたことを書きたいと思います。
あなたは”old”と”vintage”のどちらを選ぶか?
経験からの慧眼

以前に担当していた社会人対象クラスでのA.Iさんのひとこと。
A.Iさん
『英語で「年寄り」を意味する言葉がたくさんあるんだよね。
なかでも、
“old fart” や
“fogy” のように、
あまり良くない言葉で「年寄り」を指す言葉もある。
でも一方で”vintage“という言葉もあって、
これは、
「年を取るごとに味や深みが出てくる」という意味なんだよ。
自分も、この “vintage” な人間になりたいね』
と、おっしゃっていました。
ちなみに “old fart” とは「じじい」の意味です。
お年寄りを悪く言う言葉ですね。
“fart” が「おなら」の意味なので直訳は「古いおなら」となります(笑)。(おならは、出た直後が一番クサイんだから、時間が経って古くなったおならは、別に害はないんじゃないかなと、個人的には思う。)
そして “fogy” というのは、「時代遅れの人、頑固者」という意味です。
そして、A.I さんが「こうなりたい」とおっしゃっていた
“vintage“とは
「(ワイン用の)ブドウの収穫量」を指す言葉ですが、他にも「古くて価値のあるもの」「年代物」という意味もあります。
日本語でも「ヴィンテージ」って言いますよね。ヴィンテージものとか、ヴィンテージジーンズ、とか。
新しけりゃいいと思ってない?
ジーンズとかって、新品でピッカピカだと逆にダサくて、使い古されたやつの方がなんかかっこよかったりします。
あれって出そうと思って出せる魅力じゃない。
ただ「ボロボロ」になってるんじゃなくて、何年もかかって磨かれてきた感じがします。
生地は間違いなく古く劣化している、でも同時に、何か目に見えない価値が新しく生まれてる、みたいな...歴史というか、味わいというか、深みというか。
私が若者だったころにも、ヴィンテージジーンズって人気あったし、今の若い人もわざと膝や太もものところが破れているジーンズをはいています。
ちなみにわたしは、アメリカの大学にいたころ、Nirvana の Kurt Cobain(当時はすでに他界してた)がかっこよかくて憧れてて、マネしてボロいジーンズはいてました。
グランジ(Grunge)ってやつ。たぶん「新品には出せない、年代物の魅力」に、むかしも今も、みんな同じようにひかれるんじゃないでしょうか。
時間はだれにでも平等、でも...
だれでも40年生きれば40歳になり、80年生きれば80歳になります。
当たり前といえば当たり前。
わたしもまだ未熟なんで、偉そうに言う資格はないです。
でも、
単に40年分「古くなる」だけか、
それとも40年分の「歴史」とともに「新しい価値」を生み出すか...
この二つには「天と地」ほどの違いがあります。
ただ「古くなる」だけであれば、だれにでもできます。
なんの「工夫」も「努力」も必要ないです。
人間も動物も鉱物も、すべて時間とともに「古く」なります。
反対に、
時間とともに「新しい価値」を生み出すためには、
人知れず「工夫」や「努力」、そして「忍耐」が必要になるんだと思います。
自分はどうなりたいか。
それは自分で決めるしかないんだと思います。
私自身の事を話すと、
とりあえず45年という時間はもう過ぎちゃったので、この先数十年への意気込みを言うと、
「若いころカッコいいと思ってはいていた
《ヴィンテージ》ジーンズのように、
目に見えない『深み』や『奥行き』を
醸し出すような(笑)元気で若いおじーさんを目指す。」
という感じです!
ここまで読んで頂きありがとうございました。
記事執筆者:上田卓史
英語・英会話講師
ことばの両利き舎 代表