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【中学生】が将来「英語話せるように」なる方法

『中学生』が英語・英会話を《効果的》に伸ばすには、『言いたいことを言おうとする』のをやめる!

こんにちは。

将来、

「英語を話せるようになりたい♪」
「バイリンガルになりたい」

という中学生とその保護者の方を全力で応援するブログです。

あなたは、

  • 「言いたいことが、英語で言えない…」
  • 「相手の言っていることは分かる。でも、うまく返せない・・・」

という悩みはありますか。

本記事では、

実は「言いたい」ことを言おうとするのを【やめる】ことこそが、英語を「話せる」ようになるための近道だ

ということをお話します。

  • 本記事の信頼性

この記事を書いている筆者は

  • 個人で英会話教室を運営している「英語・英会話」プロ講師
  • 日本生まれ日本育ちで、20歳に初めてアメリカに行くまで、英語は全く話せなかった
  • 中学・高校で「学校英語」、アメリカ生活で「生活英語」、英会話スクールで「教える英語」、国際企業で外国人との「ビジネス英語」など、足掛け【33年】英語と関わってくる。
  • 英検1級、TOEIC 985点

以上の経験をもとにこちらの記事を書きました。参考にしていただければ嬉しいです。



『中学生』が英語・英会話を《効果的》に伸ばすには、『言いたいことを言おうとする』のをやめる!

目標へ向かう「正しい」順番がある!

Photo by Brett Jordan on Unsplash

「英語を話せるようになりたい!」と思っているあなたの

〈最終ゴール〉は当然、

自分の「言いたい事」を「英語で言えるようになる」です。

ただそれは、〈最終ゴール〉です。


まだ基礎がしっかりできていない中学生、

「言いたい事」を、いきなり全部「英語で言おうとする」と無理が出てきます。

ちょっと話を分かりやすくするために、ひとつ例をだしますね。

分かりやすい例~パソコンの「文字入力」(タイピング)

みなさんは、パソコンの「キーボード」を使う際に、

「楽に」
「速く」

文字入力をできますか?

または「キーボード」を全く見ないで文字入力する、いわゆる「ブラインド・タッチ」ができますか?(ちなみに、ブラインドは「見ない・見えない」、タッチは「触る」の意味)


この「楽に」「速く」文字入力が出来る人は、

自分が「言いたい事」「書きたい事」を即座にパソコンに伝えることができます。

他の誰かと、何人かでチャットをしてたとしても、お互いの会話のキャッチボールがスムーズにいきますよね。


反対に

文字入力が
「遅い」
「よく間違う」

人はどうでしょう。

パソコンに自分の「言いたいこと」「書きたいこと」を伝えるのに、めちゃくちゃ時間がかかってしまいます。

誰かとチャットをしたくても、会話のキャッチボールについていけません。文字を入力しようとしているうちに、話題が次へ進んでしまいます。

そんな、

文字入力が
「遅く」て「よく間違う」

人に必要なのは…

「まずは文字入力をスムーズにできるようになりましょう!」
「言いたい事・書きたい事を、パソコンに入力しようとするのは、その後です!」

ということです。

英語も同じ~まずは「手持ちの」武器をそろえよう!

「英語」を身につけるプロセスでも全く同じことが言えます。

外国人:”You have a cool skateboard. Where’d you get it?”
あなた:「uh… (どこで手に入れたか聞かれているな。お兄ちゃんのおフルだって、英語でなんて言えばいいんだっけ…?)」

と、あなたがマゴマゴしているうちに、相手は

「この人は英語が分からないんだな」

と話をやめてしまうかもしれません。

あなたの返事を待たずに、次の話題に移るかもしれないし、別の誰かに話をふるかもしれません。

実際に私も、アメリカの大学にいたころ、自分に話しかけてくれたのに、それを理解できずに、その人があきらめて他の人のところへ行ってしまう、なんてみじめな経験を何度もしました。

そんなときに、まず必要なのは、

自分が「言いたい事」にこだわらないことです!

自分が自由に使いこなせる「フレーズ」の種類や数が少ないのに、

言いたい事を言おうするのは、無理です。

あなたの才能がないとか、センスがないとかは、全く関係ありません。やり方の「順番」が違っているだけです。

とにかく、自分が使える「フレーズ」の種類や数を増やしましょう!戦いに出る前に、手持ちの武器をそろえましょう。

先ほどのパソコンの例では、まず「速く」「楽に」文字入力をできるようになりましょうという段階です。

それがしっかり身についてから、「言いたい事」を「言おうとする」にチャレンジしましょう。

まとめ

Photo by Rowen Smith on Unsplash

では、

「英語を話せるようになりたい」
「バイリンガルになりたい」

という中学生の方への、今回のまとめです。

まだ、自分が自由に使える「フレーズ」の種類や数が少ない段階では、

自分の「言いたいこと」を言うことにこだわらないことが大切です。

という内容でした。

でもそれは、

将来的に「言いたいこと」を「英語」で「自由に表現できるようになる!」ために

最も近くて効率的な道だからです。

一見遠回りのように見えて、実は一番近道だったりする、なんてケースがよくあります。

将来

「英語で自由にコミュニケーションする」
「バイリンガルになって世界で活躍する!」

という希望をお持ちの人は、

どうか焦らずに

まず「手持ちの」武器を増やすことに力を注いでください。

あなたの「手持ち」フレーズが一定の段階に達したときに、

必ず、「自由に」話せる自分になれるでしょう。

さらに、

「具体的に、何をしたらいいの?」という疑問をお持ちの方に、以下の記事で、〈自分でできるトレーニング法〉を解説してありますので、そちらをお読みください。

ここまで読んで頂きありがとうございました。


記事執筆者:上田卓史 

英語・英会話講師
新潟の英会話|中学・高校生のマンツーマンレッスン
ことばの両利き舎 代表



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