Categories
【高校生】が将来「英語話せるように」なる方法

【高校生】が「英語ペラペラに話せる」自分になるために~5つの鉄則

こんにちは。

本記事は、将来

「英語を話せるようになりたい♪」
「バイリンガルになりたい!」

という『高校生』とその保護者の方向けの記事です。

あなたは、

  • 「学校の英語で成績が良ければ、英語ペラペラになれる?」
  • 「将来英語を話せるようになりたい。でも今のやり方でいいの?」

という疑問をお持ちですか。

本記事では、

【高校生】のあなたが、将来「英語ペラペラに話せる」ようになるために〈意識して欲しい〉こと5つ

というお話をします。

  • 本記事の信頼性

この記事を書いている筆者は

  • 個人で英会話教室を運営している「英語・英会話」プロ講師
  • 日本生まれ日本育ちで、20歳に初めてアメリカに行くまで、英語は全く話せなかった
  • 中学・高校で「学校英語」、アメリカ生活で「生活英語」、英会話スクールで「教える英語」、国際企業で外国人との「ビジネス英語」など、足掛け【33年】英語と関わってくる。
  • 英検1級、TOEIC 985点

以上の経験をもとにこちらの記事を書きました。参考にしていただければ嬉しいです。



【高校生】が「英語ペラペラに話せる」自分になるために~5つの鉄則

勉強はなるべく「音読」と「作文」を織り交ぜる

Photo by Link Hoang on Unsplash

https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/UoqAR2pOxMo?utm_source=unsplash&utm_medium=referral&utm_content=creditShareLink
Photo by Link Hoang on Unsplash

「受験英語」にも「英会話」にも役立つ英語

高校生になると、中学と比べて勉強の「量」は増えるし「質」も高くなります。

知らなければならない事が、とにかくたくさんあります。

大学進学を考えている高校生であれば

「受験」で合格する

ための勉強が優先になるでしょう。

『「英会話」なんてやってる時間ない!』

と言いたくなるかもしれません。

しかし、

英会話」、つまり「実用」英語のための【トレーニング】をしながら、それが「受験」英語につながる

ような【勉強法】をすれば良いのです。

「出力」英語で会話力をトレーニング

英語を勉強する際に、

  • 【音読】(口に出して言う)
  • 【英作文】(手を動かして文章を書く)

を多く取り入れます。

例を挙げます。

「不定詞」の単元を学習していて、

【問】以下の日本文に合うように、カッコの中に適切な語を書きなさい。

She asked me ( ) ( ) for a while.
彼女は私に少しの間待つように頼んだ。


という問題があったとします。

ここで、

「正解は…( to ) と (wait) だな、よし。オッケー!」と、

カッコ内に正解を書き入れただけで終わってはいけません!!!

ノートに、

彼女は私に少しの間待つように頼んだ。
She asked me to wait for a while.

のように書きとりましょう!

そして、それを必ず

「She asked me to wait for a while.」と音読しましょう!

「理解力」や「暗記力」にもつながる

なぜ以上のようなやり方が効果的か?

それは、

人間の【脳】が【身体の動き】と連動している

つまり、切っても切れない関係にあるからです。

「音読する」
「その声を自分で聞く」
「手書きする」

という「動き」を通して学習することで、脳はより深く記憶しようとします。

「頭の中」だけで「うーん…」とうなっているだけでは、なかなか脳は「理解」したり「記憶」したりできません。

【身体の動き】とチームワークが働いて、初めて「脳」はその力を十分に発揮できます。

文を2,3回【音読】する習慣をつける

文法学習をして「頭」で分かった気になっても「腹落ち」していないことは、良くあります。

問題を解こうと思ったら「アレ?これ何だっけ?」みたいな。

しかし、先ほどの

  • 【音読】(口に出して言う)
  • 【作文】(手を動かして文章を書く)

をやることで、「理解」が「腹落ち」しやすくなります。 

つまり、

「出力」英語(英会話)向けの学習をやることが、同時に受験英語向けの「理解力」にもつながる

のです。

英語は半分は「勉強」、もう半分は『実技』だと思ってください。

上記の取り組み方をすれば、「記憶に残りやすくなる」し、「理解を深める」ことが可能です。

リスニングにも効果大

また、自分で声出して言う「音読」は

」がよくなる、つまり「リスニング力」向上にもつながります。

先ほどの例を見てみます。

“She asked me to wait for a while.”

という文を、

  • 教材についている「音声」を聞いて、同じように「音マネ」して音読する

ようにします。

しかし、

ただなんとなく「読む」

のではダメです!

聞こえてくるネイティブの英語を、同じ発音に近づけるように「音マネ」して言ってください。

そういった「音読」練習を重ねていけば、自分の発音がだんだん上手になっていきます。

そして、自分が上手に言えるようになった「英単語」や「英文」は、外国人が話しても「聞き取れる」ようになります。 

より具体的な「高校生むけの【自主トレ】」を紹介している記事もあるので、そちらもお読みください。

【中学英語】を8割以上理解できる?

最近では、

英会話は【中学英語】で十分!

と言ったことをよく聞きます。

確かに、日常英会話は【中学英語】の文法を使って話されることが多いです。

ただし、使われている「語彙」の数は、中学校で習う英語の語彙(つまり単語・熟語・お決まりフレーズ)よりもはるかに多いです。

でも、【中学英語】をしっかりおさえることは、将来英語を話せるようになるために「必要不可欠」です。

と言っても、偏差値70レベルの問題を解け!とかは不要です。

中学の

【教科書】や【ワークブック】

の内容を、しっかり理解して「使える」ようになることが大切です。

この【中学英語】という大切な土台がヨレヨレだと、英語で「会話」することになっても、表現のバリエーションが少ないし、応用もききません。

相手の言っている事も「なんとなく」でしか分からないでしょう。

また、高校英語は【中学英語】という土台の上に成り立っています。

中学英語が分からないと、高校英語は全くチンプンカンプンになります。

なので、

  • 中学英語は「高校英語」の土台となる
  • 中学英語は【実用】英語、英会話の土台となる

ということを肝に銘じてください。今のうちにしっかりマスターしておきましょう。

学校英語や受験英語は「正確性」重視と知る

「試験」での正解と「世間」での正解

はじめに断っておきますが、学校のテストをおろそかにしてはいけません。しっかり準備してのぞみましょう。

しかし、そのうえであえて言います。

学校の試験は、ひとり一人に「成績」をつけるために、「正しい」か「間違いか」のどちらか、として英語をとりあつかいます。

こういった、

「〇か×か」
「ゼロか1か」

のような勉強だけやっていても、実社会で英語を使いこなせるようになることは難しいでしょう。

なぜなら、

  • 現実社会では人とのコミュニケーションに「正しい」とか「間違い」とかはない。また「点数」もつけられない。

からです。

ひとつ例をあげてみます。

見知らぬ外国人が

「ワタシ、カイモノ、イッタ」

と言っているのを聞いたら

あなたはどうでしょうか?

「ああ、この人は買い物に行ったんだな」と意味は分かると思います。

もちろん「私は買い物に行った」と正しく言えるのが最高です。

しかし世界で、第二か国語をいきなり「100点満点」で話そうとする人はいないと思ってください。日本人は、良くも悪くも、完璧主義な面があります。

世界では、さきほどの「ワタシ、カイモノ、イッタ」の外国人のように、文法が正しくなくても堂々と話す人の方が多数派です。

もし学校で、「私は買い物に行った」という文を英語に直しなさい、という問題があったとします。

正しくは “I went shopping.” という英語を、

“I went to shopping.” と間違って “to” を入れてしまったら、

学校では必ず【減点】されます。

しかし、実際の外国人を相手にしても(発音が上手に言えていれば)意味は通じます。

もちろん、正しい英語を言えることに超したことはありません。私も、正しく英語を話そうと日々努力しています。

しかし、日本人はあまりに几帳面で、細かい間違いを気にするあまり、話せくなる人もたくさんいます。私も昔そうでしたし、同じような理由で挫折する人もたくさん見てきました。

なので、

  • 学校の試験は、「成績をつける」ために「正確性」を重視している。なので、【学校の成績】と【実社会での英語力】とは、「イコール」になるとは限らない。

ということを知っておきましょう。(ただし、学校の勉強はちゃんとしてくださいね!)

4つの時制を「反射的」に使えるように

「4つの時制」とは、

現在形
過去形
未来形
進行形

です。

これらは「日常会話」では、かなり頻繁に使います。自分が言うときも使うし、外国人も良く使います。

また「高校英語」でも、こういった「時制」を扱う英語は頻繁にあります。これを土台にして更に「完了形」や「仮定法」などの応用へと進みます。

なので、この「4つの時制」を、それぞれがどんな意味になるかをきちんと理解すること。

現在形・・・習慣的・日常的なこと
過去形・・・過去について
未来形・・・先のこと・予定していること
進行形・・・その瞬間に起きていること

そして、それらをできるだけ「反射的」に言えるようになること。

これは、

3語、4語くらいの文章を見て、即「英語を言える」ように練習する

のが効果的です。

反復練習しましょう。

『英語』を使って活躍している【夢】を描く

最後にとても大切なポイントです。

「英語」は単なる道具です。コミュニケーションのための道具です。

あなたは、将来「英語をペラペラ話せる」ようになって、「何をしたい」ですか?

「どこで生活したい」ですか?

「どんな人と関わりたい」ですか?

それらを考えることに時間をかけましょう!

「日本と海外を行ったり来たりしながら2拠点生活♪」
「サッカーや野球、バスケ、テニス…などのスポーツ選手として外国でプレーしたい!」
「外国に移住して、現地の人と生活をしたい」

などなど。

「英語」ができたらそれで終わり、ではありません。

「英語ペラペラ話している」自分が、「どこで」「何を」しているか?「どんな」人と関わっているか?まで想像力をふくらませましょう。

そして、それが「【必ず】実現する」と強く心に決めましょう。

他の人にどう思われるとか、何を言われるとかは、全く関係ありません。

あなたの将来を決めることができるのはあなただけです。

まとめ

今回は

「英語を話せるようになりたい」
「バイリンガルになりたい」

という『高校生』が「意識すべき5つ」というお話でした。

まとめると、

  1. 勉強はなるべく「音読」と「作文」を織り交ぜる
  2. 中学英語を8割おさえる
  3. 学校の試験は「正確性」重視と知る
  4. 4つの時制は「反射的」に使えるように
  5. この先の【夢】を描く


ここまで読んで頂きありがとうございました。

記事執筆者:上田卓史 

教室HP:中学・高校生の英語・英会話|新潟
教室ツイッター:https://twitter.com/ryokikisha
動画教材:https://www.youtube.com/@user-ex9wz7yt8m

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です