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【中学生】が将来「英語話せるように」なる方法 【高校生】が将来「英語話せるように」なる方法

中学・高校生むけ英会話~〈日本人講師vsネイティブ講師〉

こんにちは。

本記事は、将来

「英語を話せるようになりたい♪」
「バイリンガルになりたい!」

という『中学生・高校生』とその保護者の方向けの記事です。

あなたは、

  • 「英会話を習うのに、日本人講師とネイティブ講師の、どっちがいいの?」

という疑問をお持ちですか。

本記事では、

【中学生・高校生】のあなたが、英会話を習う際に知っておいて欲しい、日本人講師とネイティブ講師のメリット・デメリット

というお話をします。

  • 本記事の信頼性

この記事を書いている筆者は

  • 個人で英会話教室を運営している「英語・英会話」プロ講師
  • 日本生まれ日本育ちで、20歳に初めてアメリカに行くまで、英語は全く話せなかった
  • 中学・高校で「学校英語」、アメリカ生活で「生活英語」、英会話スクールで「教える英語」、国際企業で外国人との「ビジネス英語」など、足掛け【33年】英語と関わってくる。
  • 英検1級、TOEIC 985点

以上の経験をもとにこちらの記事を書きました。参考にしていただければ嬉しいです。



【中学生・高校生】英会話~日本人講師vsネイティブ講師

【ネイティブ講師】のメリット

生きた英語を経験できる

アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアなどの講師から習うと、それらの国で実際に使われている「フレーズ」や「発音」、会話の「リズム感」などを感じることができるというメリットがあります。

言葉は「生き物」です。話し手の「気持ち」がのっかっています。

また、言葉は常に変化しています。

だからこそ、外国人講師と直接「話す」という経験が大切になります。

これは、日本人講師や、東南アジア人講師からは得られない大きなメリットの一つです。

強制的に「英語」を話す環境になる

相手が外国人であれば、日本語に「甘える」ことは出来ません。こういった環境にあえて身を置いて、自らを鍛えることができます。

私自身は学生時代、周りに日本人がいない環境を選んで留学しました。

もちろん最初の3か月~半年はめちゃくちゃ大変でしたが、そういった環境のおかげで、英語の

反射神経

が鍛えられたし、さらには脳に

英語用の回路

が作られたと感じています。

また、海外で生きていくのに大切な「図太さ」も鍛えられました。

「ストレス」が強い状態がずっと続くのは心身にとってよくありません。ただ、1週間に一回、60分だけ、自分に負荷をかけて、

Speak English」or「Die

のような、背筋がビシッとするような状況を作るのも良いですよ。成長を感じることができるはずです。

心理的な「慣れ」

「舶来コンプレックス」

ということばを聞いたことがありますか?

「日本人は、ヨーロッパやアメリカ系の白人に対して、心理的劣等感を抱いている」

という意味のことばです。

ちなみに、同じ「外国人」でも、アジアや東南アジアの人に対しては、こういった「劣等感」は抱かないのだそうです。

この「舶来コンプレックス」、私自身も心当たりがあります。

若い頃、アメリカやヨーロッパの白人や黒人に、強烈に憧れていました。彼らの「見た目」や「文化」が「かっこいい」と感じる。

でも、ひるがえって自分を見ると...アジア人で、見た目がまるっきり違う。「ださい」と感じてしまう...

外国人と対峙して、「気おくれ」してしまうと、うまく話せなくなります。

うまく話せないと「自信」を失い、余計に「外国人」や「英語」から距離をとってしまう。「負」の連鎖に陥ってしまいます。

こういった「負」の連鎖を避けるために、

若いうちから「外国人」にふれる、

ことで、『心理的なブロック』を無くす、ということも、外国人講師のメリットの一つです。

非・日常を感じられる

日本で普通に学校生活をしていて、外国人と英語で会話する機会は、ほとんどないと思います。

それは、つまり「外国」や「異国文化」を感じる機会がない、ということ。

そんなときに、「外国人」とお話することは、退屈になりがちな「日常」から離れて「異国」を感じられる時間になります。

これは、とっても良い「気分転換」にもなります。「刺激」にもなります。

単に「英語」を習うたけでなく、変化の感じられない「日常」に、新しい「潤(うるお)い」を得ることができる。これもメリットの一つですね。

【ネイティブ講師】のデメリット

日本語で聞けない

日本語ペラペラの外国人講師もいますが、大多数の方は日本語で質問されても、その質問に答えてくれることはないでしょう。外国人ですから、日本語が通じないのは当然です。

「強制的」に英語を話す環境を作ることができるメリットの負の側面として、「日本語」で質問できない。

つまり、

分からないことを「日本語」で聞くことができず、うやむやなまま進んでしまう

というデメリットになります。

日本人の大変さに共感できない

われわれ日本人が英語をマスターするのは、それはそれは苦労要します。特に、中学・高校と「学校英語」に慣れてしまってから、大人になって「実用英語」をマスターしようとするのはとにかく骨が折れる。私自身の経験からもそうでした。

「日英バイリンガル」になるのは、並大抵の努力では身につきません。

外国人講師の中には、しっかり日本語を身に着けている方もいます。しかし、母国語(英語)しか話さない人も多く、その人たちは、われわれ日本人が「苦労」を「何年」も重ねながら「英語」を学んでいる気持ちは分かりません。

つまり、学習者の「苦労」に共感することができない。

自分の「努力」が、誰にも伝わらないと、自分の「モチベーション」が下がることにもつながります。これは、外国人講師に習うデメリットの一つです。

【日本人講師】のメリット

分からないことを日本語で聞ける

同じ日本人なので、「日本語」で質問できるというのが、大きなメリットです。

分からないところを、あいまいにしない。うやむやにしたくない。そういう人は、日本人講師から英語を習うといいと思います。

英語学習者の気持ちが分かる

日本人講師でも、

「小さい頃からバイリンガルの環境にいた人」と

「大人になって努力して英語をみにつけた人」の

2種類います。

大人になって努力して英語をみにつけた人」タイプの日本人講師は、日本人が英語を身に着けることの大変さを、身に染みて感じています。

だからこそ、今、英語を学んでいる人の「気持ち」や「こころ」に共感できて、いっしょになって「伴走」してくれる、というメリットが日本人講師にはあります。

自分に「寄り添って」欲しいという人は、こういった「大人になって努力して英語をみにつけた」日本人講師に教わると良いでしょう。

日本人が陥りやすい間違いが分かる

日本人は、中学・高校でゴリゴリの「英文法」や「和訳」、「入試」英語を勉強します。それが悪い「クセ」になってしまい、実際に外国人と話す際の「足かせ」となってしまいます。

その際に、外国人講師からすれば、

「なんで、こんな間違いをするのだろう?」
「いつも同じところでつまづくのは、なぜ?」

と感じるでしょう。

しかし、「大人になって努力して英語をみにつけた」日本人講師であれば、学習者の「つまづき」の原因が良く分かります。

「学校では、そう習ったけど、実際の英語は...」
「話せるようになるためには...するといい」

のように、原因を分析して、悪いクセを「矯正」することができます。これも日本人講師のメリットです。

マネしやすい

英語学習者にとって、

「見本」となる人

が身近にいるというのはとても大切です。

同じ日本人で、実際に「英語を話せる」ようになった人を見て、

その人のイメージを自分のアタマに植え付けることができれば、上達は確実に速くなります。イメージトレーニングの一種です。

「あの人にできたんだから、自分にもできるだろう」

と、ポジティブな気持ちを持って学習できるでしょう。これもメリットのひとつです。

【日本人講師】のデメリット

発音に日本語なまりがある

日本人講師には、大人になってから英語を学び始めて、流暢なバイリンガルになり、そして英語・英会話講師になった人もたくさんいます。

そうすると、英語は上手なのですが、やはり「日本語」の土台が残っているので、英語の発音に「日本語なまり」が残ります。

「ネイティブ」の人の発音とは少し違う英語になってしまう。

そうすると、実際に外国人の発音を聞いたときに、

「アレ?教わったのと発音ちがうじゃん!」

ということがあります。これは、日本人講師から習うデメリットの一つですね。

英語を話さなくてよい「甘え」が出る

先生が日本人であれば、間違えても「分かってくれる」という安心感があります。

これは、大きなメリットのひとつですが、反対にそれが「甘え」になってしまうリスクもあります。

そうすると、「英語で」話す時間が少なくなったり、「必死に」英語を身につけようという気持ちが出なかったりで、

結果的に英語が上達するのに遠回りになってしまう

という可能性があります。

なので、「強制的」に自分を英語モードにしたい人にとっては、日本人講師はデメリットになり得ます。

自分に合う講師を選ぶには

ここまで読んで頂きありがとうございました。

日本人講師にもネイティブ講師にも、良い点と悪い点があります。

なので、

自分が大切にしたい事はなにか?

を明確にすることをおすすめします。

そのうえで、いくつかの英会話スクールの「体験レッスン」を受けてみる。即決はしないで、いろいろ見て回ってください。

その中で、自分に「ピン!」ときた講師(スクール)を選びましょう。

また、仮にその講師と合わなかった場合は、別の「講師」または「スクール」に変えることも選択肢のひとつとしえ考えましょう。

「講師」まかせ、「スクール」まかせ、にせず

「自分」で「主体的」に、選んでいきましょう。


ここまで読んで頂いてありがとうございました。

記事執筆者:上田卓史 

教室HP:中学・高校生の英語・英会話|新潟
教室ツイッター:https://twitter.com/ryokikisha
動画教材:https://www.youtube.com/@user-ex9wz7yt8m

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