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【高校生】が将来「英語話せるように」なる方法

高校生:英検準1級の準備は『計画的』に

こんにちは。

本ブログでは、将来

「英語を話せるようになりたい♪」
「バイリンガルになりたい!」

という『中学・高校生』とその保護者の方向けの記事を投稿しています。

あなたは、

  • 「英語準1級を〈計画的〉に対策」

していますか?

本記事では、

【高校生】が、限られた時間を最大限に有効活用して、英検準1級を合格するための〈計画的〉対策

というお話をします。

  • 本記事の信頼性

この記事を書いている筆者は

  • 個人で英会話教室を運営している「英語・英会話」プロ講師
  • 日本生まれ日本育ちで、20歳に初めてアメリカに行くまで、英語は全く話せなかった
  • 中学・高校で「学校英語」、アメリカ生活で「生活英語」、英会話スクールで「教える英語」、国際企業で外国人との「ビジネス英語」など、足掛け【33年】英語と関わってくる。
  • 英検1級、TOEIC 985点

以上の経験をもとにこちらの記事を書きました。参考にしていただければ嬉しいです。

高校生:英検準1級の準備は『計画的』に

必要な語彙力

まず大前提として、

『旺文社 でる順パス単 英検準1級』の

「単語編:でる度A」を8割
「単語編:でる度B」を6割

覚える!です。

語いが分からなければ、何もできません。足し算や引き算ができなければ、掛け算割り算ができないのといっしょです。

なので、まずは『語彙』を徹底的に覚えましょう!

リーディング

大問1は「白か黒か」

大問1は、2行ほどの英文を見て、空欄に適した「単語または熟語」を選ぶ問題です。

ここでのポイントは、

分からない問題は「見切りをつける!

です。

大問1は『語彙力』があるかないかで、大きく差がでます。

つまり

知っている単語が出れば答えられる
知らない単語が出れば答えられない

という、【白黒はっきり】つく、結果が分かりやすいセクションです。

4つの選択肢のうち、4つぜんぶが知らない単語だったら、いくら考えても意味がありません。4分の1の確率にかけて、どれか一つをカンで選んで次へ進んでください。

というのは、準1級の大問1の語彙は、

高校生にとっては「かなり難易度が高い

からです。

自分の語彙力に自信がある人は別ですが、高校生でこのレベルの語彙を8割~9割で正解する人は、かなりの少数派でしょう。帰国子女レベルの人でないかぎりは、難しいはず。

なので、まずは「でる順パス単」の

「単語編:でる度A」を8割
「単語編:でる度B」を6割

をまずがんばって覚えましょう。

それからもう一つ。

大問1では、答え選択肢の中に、正解の答え(1つ)と、不正解の答え(3つ)とでは差が大きい。正解の単語は、よく使う単語が多いですが、不正解の方の3つは、聞きなれない単語が多く出てきます。(1級合格者の筆者でも知らない語があったりします)

なので、

過去問をやって、まず「正解の単語」だけを集中的に覚える

という作戦もアリです。

大問1での目標は、「半分正解」(25問中12,13問正解)ぐらいでよいでしょう。大問1で高得点を狙うより、別の設問で高得点を狙う方が効率が良いからです。

大問2:長文問題

長文を読んで、「空欄に適した語を入れる」問題です。

ここは

「長文全体の意味が分かる」読解力と、
空欄に入れる「語彙」を選択する語彙力

求められます。

また、大問2の長文は次の大問3に比べて、比較的読みやすい長文です。

最初に述べた

「でる順パス単:でる度ABの単語をしっかり覚えている」、かつ
中学英文法を理解している」

のであれば、大問2の長文は8割ほど意味がわかるはずです。意味を理解できたら、空欄の前後の文をよく読めば、空欄に入れる語が分かります。

この大問2では、6問中4問、できれば5問正解を目指しましょう。

大問3:長文問題(難しい!)

大問2と違って、「内容に関する質問」をしてきます。また、大問2に比べて長文の内容がかなり難しく量も多いです。

対策としては、

一段落ごとに取り組む!」

です。

大問3は、

第一段落について質問がひとつ
第二段落についての質問がひとつ
第三段落についての質問がひとつ

のように、各段落について質問1つとなります。

なので、

長文を、全部ひと通り読んでから問題に行くのではなく、

「一段落目を読んだら、まずその段落の質問に答えてみる」。そして、

「もし、答えがわからない場合は、放っておいて長文に戻る」

という方法をとりましょう。

ここは、10問中6~7問正解を目指しましょう。

大問4:ライティング問題

ライティングは3級から試験内容に含まれているので、皆さんもすでに何をするかはわかっていると思います。

リーディングの大問1~3に自信がない人は、この「ライティング」が生命線になります。大切な得点源になります。

採点は、大きく4つの観点からされます。

「内容」「構成」「文法」「語い」の4つです。

得点源は(あくまでも参考ですが)

内容」と「構成」で4点ずつ
文法」と「語彙」で2点ずつ

で16点中12点(75%)ゲットできます。これだけ取れれば、リーディングやリスニングの不出来もかなりカバーできるはずです。

個人差はありますが、私の考えでは、

高校生が〈英検準1級〉のライティングで高得点を狙うには、「文法」や「語彙」で高得点を目指すよりも、「内容」と「構成」で高得点を目指す方が『効果的」である

と思います。

まず、「内容」で高得点をとるためには、「質問」で聞かれていることに対して、相手が納得できるような説明をすることが大切です。

「質問」で聞かれていることに対して、方向違いの答えを書いてしまったり、自分の主張があいまいだったりすると、大きく減点されてしまいます。

また、社会問題に関しての質問が多いので、あなたの答えが「幼稚」な内容だと、減点される可能性が高いでしょう。

次に「構成」で高得点をとるためには、全体の流れをしっかり組み立て、〈導入⇒理由1⇒理由2⇒まとめ〉のように『論理的』に説明する。

また、それぞれの「理由」は、似たようなことではなく、違う観点からの理由を2つ書くことで「説得力」が増します。

文法」と「語彙」で大切なのは、

『よく知らない単語や、理解があいまいな文法は、なるべく使わないこと』です。

かっこいい英文を書こうとして、結果的にお粗末な英文になってしまっては、もったいないです。「今」の自分の武器で最大限の努力をしましょう。

シンプルな英文でも、相手に伝わっているかどうかが最も大切!

と覚えておいてください。

リスニング

大問1で出来るだけたくさん正解を狙う

リスニングの大問1は、

「2人の人が話している英語を聞いて、それについての質問に答える」

問題です。全部で12問あります。

全部のリスニング問題のなかで、

「得点源」となるのは大問1

です。

大問2・3は、大問1に比べて難易度が高いです。

この大問1で、12問中9問~10問は正解しましょう!

この大問1で半分か、それ以下しか正解できない人は、大問2と3ではほとんど正解できない可能性が高いです。

なので、まずは大問1で9~10問とれるように練習しましょう!

具体的なリスニング力アップの対策は、こちらの記事を読んでみてくださいね。

大問2はマニアックな内容が多め

リスニングの大問2の英文は、専門的な内容というか、日本語でもあまり聞いたことのないような内容なことが多いです。

ただ、答えの選択肢(4つ)は、似たような答えはなく、4つみんなバラバラなので、答えを選ぶ判断がしやすいです。

なので、音声が始まる前に、答えの選択肢(4つ)に目を通しておいて、ある程度アタリをつけてから聞くようにしましょう。

大問3は答える際の「選択肢」に気を付ける

大問3は、大問2に比べると、答えの選択肢がまぎらわしい問題が多いです。

音声が言っている内容を、なんとなく理解したとしても、細かいところを聞き逃したりすると、正しい選択肢を選ぶのが難しくなります。

また、リスニングの大問3は、準1級試験の最後の設問です。なので、だいぶ体力もなくなっているころです。集中力も途切れがちになります。

気持ちを集中して音声を聞きましょう!

「ここが最後の踏ん張りどころだ!」と自分に喝をいれてください。

まとめ:どこを捨てて、どこを獲りにいくか

Photo by JESHOOTS.COM on Unsplash

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

英検準1級の試験時間は、「筆記」「リスニング」合わせて2時間あります。

また、高校生にとっては、かなりハイレベルな英文が盛沢山。2時間すぎたころにはぐったりしているでしょう。

つまり、知力だけでなく、2時間集中し続ける持久力体力)も必要です。

この持久力(体力)をつけるために、本番前の2,3週間で「過去問」を本番形式で何回もやりましょう。

本番と同じ形式で練習することで、2時間の「時間配分」も事前に確認できるし、2時間ずっとハイレベルな英語を対峙するための体力もつきます。

また、もう一つ大切なのは、

「全問題を完璧に正解しようとしない!」と肝に銘じること。

自分が分かる問題で確実に得点をゲットして、分からない問題は、時間をかけ過ぎずに「見切り」をつける。

いを省すると書いて、『戦略』と書きます。

「自分の得点源はどこだろう?」と事前にしっかり考えてください。そして、その「得点源」となる設問を入念に研究してください。

その〈得点源〉となる設問で高得点をとるためには、

「何を」
「どれだけ」

学習したらよいかを考えましょう。

限られた時間とエネルギーを「効果的」に使うこと、またそのために「どんな学習方法がよいか?」しっかり研究することが、「英検合格」や「英語ペラペラになる」ための必須条件となります。

ではがんばってください!

ここまで読んで頂いてありがとうございました。

記事執筆者:上田卓史 

教室HP:中学・高校生の英語・英会話|新潟
教室ツイッター:https://twitter.com/ryokikisha
動画教材:https://www.youtube.com/@user-ex9wz7yt8m

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