こんにちは。
先日、”English Journal Online” に掲載されている、脳科学者の茂木健一郎さんの記事を読みました。
記事のタイトルは、
自分で英語を話すことで、初めて「人」は「人」になる
というものです。
サブタイトルは、「~機械翻訳の使い方【言葉とコミュニケーション】」
(記事のリンク:https://ej.alc.co.jp/entry/20221112-mogi-communication-29)
この茂木さんの記事を簡単に要約すると、
- 翻訳ソフトで英訳するのと、「自分で」英語を話すのとでは、脳の使われ方が全く違う。「自分で」英語を話すことで、脳が学習・成長する。
- 「自分で」英語を話せると、他の人の英語や、翻訳機の英訳のクオリティの保証ができる。
- 翻訳機に丸投げしてしまうと、自分の「個性」すらも捨ててしまう。
というものです。
以下に、特に印象に残った箇所を引用しますね。
以上述べたことは、言葉を通して表れるその人の「個性」の問題にも大いに関係している。
自分の性格や思考パターン、行動グセなんかも、その人の「言語」や「口ぐせ」に大きく影響されると思います。
次は、
私たち一人一人の文章に表れる個性は、結局、その人の人生の経験、知識、時代、周囲の人々などを総合したものである。
相手に共感する、同意する、または議論したり反論したりするという「コミュニケーション」において、相手の「言葉」の裏にある「経験、知識、時代、周囲の影響」なんかを、私たちは無意識に読み取っているんですね。
さらに、
人工知能に丸投げしてしまうことは、究極的に言えば、自分の個性を捨ててしまうことになる。どんなにつたなくても、自分の脳で英語を話すことで、初めて「人」は「人」になるのである。
「どんなにつたなくても...」というのは本当にそう思います。今、英語が上手い人も、最初は「へたくそ」だったのだから。
ちなみに、私個人が思う「自分で英語ができる」ようになるメリットは、
- 新しい出会い
- 日本人としての「アイデンティティ」
- 「自己主張」と「全体調和」のバランス
- 他人目線で自分を見る
- 脳機能の向上(認知症の予防)
です。
細かくは以下の記事にまとめてあります。よかったら是非お読みいただけると嬉しいです!
今回も読んで頂きありがとうございました!
記事執筆者:上田卓史
教室HP:中学・高校生の英語・英会話|新潟
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