英語を話せるようになりたい、バイリンガルになりたい、小中高生の皆さん、保護者の皆さん、新年度が始まって間もないですが、英語学習の進み具合はどうですか?
あなたは、
- 「英語学習が苦痛...」
- 「英語には興味あるけど、英語の【勉強】は嫌い」
という悩みはありますか。
なにかを学ぶときは、「真剣」に「一生懸命」やることも大切だし、また時には「楽しく」学ぶことも大切だと思います。
英語を話せるようになるための学習が、修行や苦行である必要はないはずです。楽しく充実したもののはず。
「好き」だからやる・学ぶ、「やりたい」からやる、というのが最も強い。私はそう思います。
ということで今回は、
普段、街で見かけたり、TVやネットで見かけたりする、「カタカナ英語」を紐解いて、「簡単」に英単語をおぼえる!
ということをお話します。
- 本記事の信頼性
この記事を書いている筆者は
- オンライン英会話スクールを運営している「英語・英会話」プロ講師
- 日本生まれ日本育ちで、20歳に初めてアメリカに行くまで、英語は全く話せなかった
- 中学・高校で「学校英語」を、
アメリカ生活4年半で「生きた英語」を、
日本の大手英会話スクールで「英会話を教える」経験を、
国際企業で外国人と「英語で業務」経験を、
さらに個人教室で「英文法講師」の経験をつむ。
足掛け【33年】英語と関わってくる。
以上の経験をもとにこちらの記事を書きました。参考にしていただければ嬉しいです。
【中学生】が英語を「楽に」学ぶひと工夫_〈カタカナ英語〉編[1]
日本語化してる英語

コスパが良い
これはもともとはビジネス用語から来たんだと思います。コスパのもとの英語は “cost-performance”です。
”cost”は費用。
そして ”performance” は「成果」や「出来栄え」という意味です。
“cost-performance”(コスパ)とは日本語で「費用対効果」と言われます。
『自分が「支払う」お金の額に対して、商品・サービスの「価値」が高いかどうか』。それが「費用対効果」、つまり「コスパ」ですね。
「コスパが良い」は、支払うお金に対して、得られる価値が高いということです。お買い得ってことですね。
反対に、「コスパが悪い」は支払うお金(費用)に見合う価値が得られないようなときに使います。
クリアランスセール
このことば、デパートやお店なんかで見かけたりします。または新聞に入っている折込みチラしにもたまにありますね。
クリアランスとは、”clearance”という単語です。これは”clear”という動詞に”—ance” がついて、名詞になったものです。
“clear”は「全部取り除く」とか「すべてを空にする」の意味です。
みなさんも、テレビゲームやネットゲームをしていて聞いたことがあると思います。「ステージをクリアしたぜ!」って言いませんか?これは、そのステージを「全部終えた」ってことですね。
他にも、サッカーをしていて「ボールをクリアしろ!」なんて言ったりしますね。これは、混雑している状況から、一度ボールを遠くへ蹴り出して、「状況をゼロに戻す」みたいな意味です。
この “clear” の名詞が “clearance” 。
セールは “sale”(「販売」、「売ること」)です。
つまり「店にある商品を一掃して、空にしたい。だから通常よりも値段を安くするので、ぜひ買ってください!」ってことですね。「在庫一掃セール!」はそういうことですね。
エコノミークラス
これは飛行機の座席の種類ですね。座席の値段の高い順から「ファーストクラス」、「ビジネスクラス」、「エコノミークラス」です。
まず、この「クラス」(“class”) は学校での「教室」や「〜年〜組」の意味ではありません。
“class” には、「階層」や「階級」という意味があります。
例えば “working class” は「労働階級」、”upper-class”は「上層階級」、”middle-class”は「中間層階級」、そして “lower-class” は「下層階級」といった意味になります。
二番目の階層の席は「ビジネスクラス」と言いますが、これは別にビジネス目的で海外に行く人じゃなくても、ビジネスクラスに乗ります。「二番目」の座席なんて言うより「ビジネス」クラスと言った方が少し高級感がでますね。
そして三番目、一番安い階層の席は「エコノミークラス」。エコノミーは “economy” は「経済」の意味です。つまり経済性重視の座席。「お財布に優しい」席ってことです。
物は言いようですね。「三番目」の座席とか、一番「安い」席とかじゃなくて、「経済性重視」の座席って名前にすれば、お客さんのプライドを損ないません(たぶん)。
「乗ろうと思えば、ファーストクラスやビジネスクラスにも乗れるけど、今回は経済性重視でエコノミーにしとくよ」みたいに(笑)。(そこまで見栄っ張りな人はさすがにいないでしょうか・・・)
ちなみに「エコノミークラス症候群」って、狭い座席にずっと同じ姿勢でいることで、下半身の血行が悪くなって、いろんな症状が出てしまうことです。
お財布に優しい座席でも、体には過酷な座席ってことですね。
ドライブスルー
マクドナルドやスタバなんかである「ドライブスルー」。店に入らずに、車の中から注文できる便利なシステムです。
「ドライブスルー」は “drive-through”と書きます。
「ドライブ」は、みなさんよく知っている”drive”(運転する)です。
そして「スルー」”through”は、「~を通って」「~を通り抜けて」という意味です。
“drive-through”は、「車で通り抜ける」、「通り過ぎる(ときに注文する)」みたいなことです。
実はこの”through”、他にもいろんな言葉にまぎれています。
例えば、「ブレイクスルー」。これは “break-through” や “breakthrough”と書きます。
これ、もとはビジネスの世界でよく使われてたものが、広く一般に使われるようになったんです。”break”は「壊す」、”through”はさっきも出てきました「~を通って」です。
さてどういう意味になるでしょう?
自分の目の前に、厚く高い壁がそびえたっていて前に進めないとき、どうすれば壁の向こう側へ行けるでしょうか。
壁を「ぶち壊し」て、「通り」道を作ると、壁の向こうへ通り抜けられます。つまり、「障害を乗り越えて、新しい境地に至る」みたいな意味です。
つまり「革新」「画期的なこと」「突破」となります。
ほかにも、何年か前に「シースルー」というファッションが流行った時期がありました(今でもあるのかもしれないですが)。
これは ”see-through” または “seethrough” と書くので、もうわかると思いますが、「透けて見える」服です。また、服装だけでなく、物事を「見通す」「見透かす」というときにも、”see-through”を使います。
そして、番外編として、英語というよりは日本語ですが「既読スルー」。
これは、既(すで)に読んだけど、反応せずに「通り過ぎる」ってことですね。忙しかったり、事情があるときには仕方がないですね。私もスルーすることありますが、決して無視しているわけではないので、気長に待っていましょう。
エピソード記憶の重要性

さていかがだったでしょうか?
学校に、部活に、習い事に忙しい小中高生のみなさんが、「英語を話せるようになる」「バイリンガルになる」という目標を実現するには、ひと工夫もふた工夫もしなければなりません。
その一つが、「エピソード記憶」を活用することです。
人間は、何か心が動くような出来事をより鮮明に記憶する、という性質です。
何かを記憶しようとするときに、「へー、そうなのか!!なーるほどね !(^^)!」と心が動くと、簡単に記憶できます。
反対に、頭ごなしにただ暗記しようとすると、意味のないアルファベットがただ並んでいるだけに見えるので、退屈で興味も持てずに、心は動きません。
ですので、学習の仕方を、自分が興味を持てるような形に自分で変えていくという工夫が必要になります。もちろん、時には丸暗記が必要なときもあります。必要に応じて使い分けていってくださいね。
もう一つ、”5G” や “DIY” などの〈略語〉編もあります。
よかったらこちら記事も参考にしてみてください。
ここまで読んで頂きありがとうございました!
記事執筆者:上田卓史
英語・英会話講師
ことばの両利き舎 代表