こんにちは。
ここ数日ニュースでよく目にしますが、現地時間11月5日にアメリカ大統領選挙の投票が行われます。今回の選挙はハリス vs トランプの選挙戦です。
個人的に、ハリス氏の英語はとても聞き取りやすいと思います。そこで今回は大統領候補者のひとり、カマラ・ハリスさんの演説を題材にして、高校英語で読み解いてみたいと思います(中学英語だと理解するのは難しいと思いますが、何はともあれチャレンジしてみてね)
私はアメリカ人でもなんでもありませんが、アメリカに4年半滞在していたので、大統領選挙というイベントには興味があります(もちろん、先日の日本の衆院選も注目してましたよ)
まずは以下の動画を見てください。その下に解説文が続きます。
現地時間11月2日、ウィスコンシン州での演説
I'm asking for your vote, and here is my pledge to you: pic.twitter.com/cLJ3LVCWc5
— Kamala Harris (@KamalaHarris) November 2, 2024
ハリス氏の公式Xアカウントの11月2日の投稿
1分30秒ほどあるので、3つのパートに分けて読み解いてみます。
Part 1 [00:00から00:32]
まず最初の30秒ほどの英語です。
“So Wisconsin, I am asking for your vote. I am asking for your vote.“
「さてウィスコンシンのみなさん、私への投票をお願います。私にあなたの一票を投じてください」
“ask for ~”は「~をお願いする」、
“vote”は「投票」「一票」
“And here is my pledge to you. Here is my pledge to you as President.“
「そして、これが私のみなさんへの誓いです。大統領としてのみなさんへの誓いです」
“here is ~”は「さあ、これが~です」、
“pledge”は「誓約」「誓い」、
“as”は「~として」、
“President”は「大統領」
“I pledge to seek common ground and common sense solutions to the challenges you face.“
「私は、みなさんが直面する課題について、みなさん方が合意できてお互いに共有できる解決策を探すことを誓います」
ここでの”pledge”は動詞(~を誓う、~することを誓う)、
“seek”は「探し求める」、
“common ground”は「共通の土台、合意点」、
“common sense”は「常識の、共通の」、
“solutions”は「解決策」
“I pledge that I’m not looking to score political points. I am looking to make progress.“
「わたしは、政治的な点数稼ぎではなく、(国を)前進させることに力を注ぐことを誓います。」
“look to ~”は「~に注意を向ける」、
“score”は「点をとる」、
“political”は「政治的な」、
“progress”は「進歩、前進」
Part 2 [00:32から01:10]
続いて00:32~01:10の箇所です。
“And, I pledge to listen to those who will be impacted by the decisions I make.“
「そして私は、私の(大統領としての)決断によって影響を受ける人々の話に耳を傾けることを誓います」
(”those who ~”は「~な人々」、”impact” は「~に影響を与える」、”decision”は「決定」や「決断」)
“I will listen to experts.“
「私は、専門家の意見に耳を傾けます」
(”expert”は「専門家」「エキスパート」)
“I will listen to the people who disagree with me.“
「私は、私に反対する人々の話にも耳を傾けます」
(”disagree”は「反対する」「同意しない」)
“Because, you see, unlike Donald Trump, I don’t believe that people who disagree with me are the enemy.”
「なぜなら、そう、私はドナルド・トランプと違い、自分と意見が違う人を敵だと信じていないからです」
(”you see”は「ほら」「そう」など会話で注意を促すときに使う, “unlike”は「~と違って」、”enemy”は「敵」)
“He wants to put them in jail. I’ll give them a seat at the table.“
「トランプ氏は彼ら(自分と意見が違う人々)を刑務所に入れたいと思っています。私は彼ら(自分と意見が違う人々)に、自分と同じテーブルに座ってもらうための席を用意します」
(”put ~ in”は「~に置く、入れる」、”jail”は「刑務所」)
“That’s what a democracy is about. That’s what leaders do.“
「それが民主主義というものです。それがリーダーのやることです」
(”democracy”は「民主主義」、”what A is about”は「Aの本来の姿、Aの本質」,”whatの関係代名詞(what + 主語 + 動詞)”は、「SがVするもの・こと」)
Part 3 [01:00以降]
最後のパートです。
“And it is my pledge to always put country above party and self and to be a president for all Americans … for all Americans.“
「そして、いつどんなときも、政党や自分のことではなくアメリカ合衆国のことを何よりも大切にすること、そして一人残らずすべての国民にとっての大統領になること、それをここに誓います」
(”put ~ above ...”は「~を...より大切にする」、”party”は「政党」)
※この直前まではずっと “I pledge…(私は…と誓います)”と言っていたのが、ここでは “It is my pledge to … (…が私の誓いです)” という「強調構文」になっています
“That is my pledge to you, Wisconsin.“
「それが私からみなさんへの誓いです、ウィスコンシン州のみなさん」
と、こんな感じでした。難しかったですか?それとも意外と簡単だと感じたでしょうか?
選挙演説なんか退屈だという人は、自分の興味のある分野の英語を探してみてください。スポーツでも音楽でもドラマでもなんでもいいので、自分が興味を持てるものを題材にするのが上達への近道です。
対極にあるハリス氏とトランプ氏、どちらが選ばれるのか?個人的にはハリス氏を推していますが...あと3日ほどで答えは出ます。
そして日本では11日に総理大臣の指名選挙があります。いろいろ政治に関して興味深いイベントが続きますね。
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
記事執筆者:上田卓史
メイドインNIIGATAの国際人を育てる|ことばの両利き舎