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AI時代の子供の教育

「詰め込み」が必要?

こんにちは。

先日、YouTubeで

『「受験勝利は無価値になる」教養ある人が感じている“逆SAPIX”の感情。子どもが身につけるべき知性とは?』(NewsPicks

という動画を見ました。著者・独立研究家の山口周さんと、株式会社COTENの代表で「コテンラジオ」というポッドキャスト番組を配信している深井龍之介さんによるトークイベントです。

お2人が話されている内容について、いろいろ感銘を受けたのですが、特に「AI時代に子どもが身に付けるべき教養とは?」というテーマについての話で、

『子供は、ある程度まで基礎的な知識を詰め込む必要がある。AIが出てきて、我々に「知識」や「考える力」が必要なくなったかというと、全くそうではない。むしろ逆で、自分の中に貯め込んだ知識や経験がある人ほど、AIからより多くを引き出せる』

というような事を話していました。これに私は大きくうなずいてしまいました。

優秀な道具には人間の成熟度がセット

近年のテクノロジーの進歩は驚異的ですが、道具が優秀であればあるほど、使う側により大きな責任や成熟度、節制が求められると思います。

例えば自動車。大変便利で、私たちの生活になくてはならないものですが、運転操作を間違えば事故を起こしてしまいます。自分が傷つくだけでなく、全く関係ない人までも傷つけてしまいかねません。また、排気ガスを際限なく出し続ければ、自然環境や健康を害してしまい、私たち自身の首を絞めることになります。

車はとても便利なものですが、その分マイナスな側面も大きかった。だから、社会全体で何十年もかけて交通ルールを整備してきたし、自動車メーカーは安全性の高い車を開発してきたし、警察は交通安全の取り締まりを強化してきたし、運転する人は安全意識や運転マナーなどを向上してきました。

車という道具の優秀さを最大限引き出しつつ、マイナスな側面を最小限に抑えるために、社会全体で何十年もかけて成熟してきたと言えるでしょう。

AIを上手く活用するために

同じように、AIというすばらしい先進技術についても、それを使う側の私たちが成熟していく必要がある思います。具体的には、冒頭で紹介した動画にあるように、自分の中に「知識」や「経験」を貯めこんでいく、ということです。

最新テクノロジーだからといって盲信してしまうと、自ら考える力が弱くなってしまったり、物の見方が偏ってしまったり、孤独が深まったりと、自覚症状のないままに、悪影響が私たちの内側に入り込んできてしまうのではないかと思います。

AIの効用を最大限引き出しつつ、悪影響を最小限にとどめるためにも、自分で「考える力」や「知識」、さらには「経験」などを得ることが重要になると思うのです。特に、生まれた時からデジタル機器に囲まれている今の子供や若い世代の人たちは、その重要性が高いと思います。

短期でなく長期

ただ、短期で詰め込んだものは、短期で忘れてしまいます。得た知識・経験を自分の血肉とするためには、急がず、長期間かけて少しずつ貯め込むことが大切です。

そうやって長期間かけて得た視野の広さや経験の深さがあって、初めて、AIという優秀な道具のメリットを引き出せるし、マイナス面にも飲み込まれずにすむと思います。

また、「知識」や「経験」に裏打ちされた確固とした自分軸があれば、今後どんなにテクノロジーが進んでも、それに振り回されることなく、自分で自分の人生の舵取りをしながら、快適に進むことも可能になると思います。

ここまで読んでいただいてありがとうございました。

上田卓史
メイドインNIIGATAの国際人を育てる|ことばの両利き舎

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